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漆 / 蒔絵
漆とは

縄文時代より日本人の生活の中で使われてきた天然塗料で、接着、防水、錆止め等の役割を果たします。

一度硬化した塗膜は、耐薬品性に優れ、塩酸、硫酸の原液に漬けても冒されないという優れた塗料で、人工的に作ることは出来ないものです。

ただし紫外線には弱く、長期間の照射には適しません。

蒔絵とは

漆で文様を描き、金、銀粉等を蒔きつけ、描いた部分に付着させ、再度漆で固め、乾燥後に研いで光らせるという作業を何度も繰り返し描く技法で、世界に類例を見ない日本独自の伝統技法であります。

蒔絵の技法は大変種類が多く、ただ筆で文様を描き金粉等を蒔く平蒔絵だけではなく、鏡面仕上げのような研出し蒔絵、立体的に盛上げる高蒔絵、蒔ぼかしや盛上げを駆使して遠近の陰影をつける肉合研出し蒔絵等など様々です。

また、描いた文様の上に、貝や卵殻、金銀の板を漆で貼るなどの作業も加えます。そして、描いた文様(金銀分)を乾燥後漆で固めて研ぐという作業を何度も繰り返し、完成に至ります。

漆は蒸発乾燥とは異なり、一定の湿度温度を保って初めて硬化する、という非常に繊細な性質を持っているため、作品が出来上がるまでに少なくとも数週間の時間を要します。従って、ひとつの作品を作り上げるまでには、緻密な計算と熟練された技が必要なのです。

弊社は独自の漆黒鏡技法を施すことで、深みのある鏡面仕上げを表現しております。
「漆黒鏡」シッコクキョウ、シッコクカガミとは、漆の塗膜を丹念に研磨し、その塗膜自体が鏡となるように仕上げたものです。

商標登録済




ABOUT


松山 武司
Takeshi Matsuyama

1962年 | 石川県江沼郡山中町に生まれる。
1980年 | 漆芸家 吉田華正氏に師事
1985年 | 加賀市別所町にて独立
     漆工房 T.M Japan Art Studio
     スタジオ設立
     後継者の育成にも取り組む




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業界やジャンルを問わず、様々な作品を制作しております。